小学生のサッカーテクニック向上は反復練習が一番
サッカーでテクニックを上げるためには、正しい基本の反復練習が一番だと私は思っています。
真新しい練習は魅力的に映ったりします。もちろんそれらを全て否定するつもりはありませんが、最も効果的な練習は基本の反復。
このように言うと、ひたすらリフティングしたり、キックしたりと、同じ練習をひたすら繰り返すと思うかもしれません。
ですが、私が思う反復練習というのは、考えることや判断力などを伴うものです。
例えば、親子で二人でパス練習するにしても、ただ単にボールを蹴り合っていてもあまり意味がありません。
サッカーの初歩段階で本当の意味で反復練習するには、止まった状態で正確にゆっくり蹴る位置を意識して蹴ったり、左右の脚を交互に使って蹴ったりすることです。
これが上手くできるようになったら、親御さんは前後左右に動きながらパスをもらうようにします。
このようにすれば、お互い蹴る方向だったり、パスの強さなどの判断、相手の蹴りやすい場所なども考えて蹴るようになってきます。
その結果、生まれるのはより質の高いプレー。
同じパス練習でも徹底して反復する中で、1回ごとに止める位置だったり身体の向き、力を入れる部分などを変えることなどを意識して行うことで、集中力も高まり、子供が飽きることなくプレーを続けられます。
なので、小学生の段階では、サッカーの全てのテクニックがきちんとできるように教えてあげるこが大切です。
そして、サッカーのテクニックには、次の3つがあります
@止める
ボールを自分の考え通りに止められるか、状況に応じてコントロールできる。
A蹴る
・両方の脚できちんと蹴れることや、いろいろなキックが試合の状況によって使い分けられる。(止まって蹴るだけではなく、動きながらも蹴れる。)
・インサイド、インステップ、インフロントで蹴れる。
・緩急をつけたり、高さや距離をコントロールして蹴れる。
B運ぶ
突破する、味方の体勢を整える、スペースを作るなど、状況に応じたドリブルができる
これらの基本の技術(テクニック)は、年代が上がっても変わりません。
しかし、より俊敏なプレーをしたり、より多くの選択肢を考えたりと、テクニックの質や精度が高くっていきます。
言葉でいうほど簡単ではありませんが、成長してサッカーが上手い選手というのは「子供の頃につまらない練習をしていなかった」と思います。
逆に、サッカーの基本となるテクニックの地道な反復練習を正しくしてこなかった選手というのはそれなりのプレーしかできない。
ぜひ、親御さんはお子さんの将来を見据えて、楽しくサッカーを上達させてあげてください。
これは私たち親が、子供にしてやれる今しかできないことです。